宇宙心理学入門講座 第8回
地球人への奉仕者 アルクトゥルス
概要と内容
「大いなる全て」の一部が琴座の亜空間を通過して分裂したとき、一部の意識たちは、非物質的な状態に留まることを選択しました。こうした意識たちは、物質的な次元の現実に住む存在たちに奉仕することを選びました。この奉仕を指向する意識たちは、アルクトゥルス(うしかい座の一等星)の周辺に集まりました。このアルクトゥルスの領域には、「時空の扉」または「時空の交差点」と言われるところがあります。アルクトゥルス人たちは、この「時空の扉」が銀河系宇宙一族が散在する全ての領域に通じていることに気付きました。彼らは、多面的な使命を帯びていて、その一つは人間型生命体に対して、ある理想像を示し、未来像を示すことです。地球の進化の方向性も、また指し示します。地球人類がアセンションを経て、進化した先に到達する理想的な状態が、アルクトゥルスの集合意識に近い状態になることです。
アルクトゥルス人たちは、天使の姿で人間の前に現れることが多いです。これは、天使の役割が、人間のために奉仕するということから周知されています。アルクトゥルス人たちは、エーテル的な存在で、そのエネルギーは、目に見えない存在の気配で、創造力や無条件の愛の高まりとして感知されます。彼らは、個々人の宗教や観念に対応した姿で現れ、どの姿であれ、真の愛に満ちた存在との遭遇として経験されます。
アルクトゥルス人たちの中には、少数ですが、肉体を持ち奉仕をすることを選ぶ者もいます。この場合、人間型生命体の通常の誕生の過程を経ずに、生存している人間の肉体に入り込みます。(ウォークイン)
アルクトゥルス人たちが行う主な奉仕は、感情の癒やしです。アルクトゥルスのエネルギーは、具体的な場所にあるというより、領域として存在しています。アルクトゥルスと地球は、「時空の扉」で結ばれているため、地球上に誕生する全ての魂は、生まれる前に必ず、アルクトゥルスの領域を通過します。また、死後にも、人の意識はアルクトゥルスの「時空の扉」を通過します。アルクトゥルスの波動は、主に六次元にあるため、キリストや仏陀の波動として感知されます。この光の波動は、個々の意識のハイヤーセルフと見なすことができます。死後、人の意識は、アルクトゥルスとほぼ同等の周波数帯域にある自己のハイヤーセルフに回帰するとも言えます。
また、アルクトゥルスの波動は、創造性の波動でもあります。人が、創造的な行為に関わるとき、「大いなる創造者」のエネルギーと一体となります。アルクトゥルスは、「大いなる創造者」のいわばメッセンジャーの役を果たすため、双方の波動は極めて近似しています。アルクトゥルスの存在は、私達一人一人の内にある創造性、癒やし、そして進化の波動です。アルクトゥルスのエネルギーは、常に私達と触れ合う底流としての普遍的なエネルギーなのです。次元の扉、すなわち次元の交差点には、アンタレス(蠍座の一等星)とアルクトゥルスとを結ぶ点があり、これが次元の扉における一つの主要なエネルギーの焦点となっています。また、アンタレスは、天の川銀河とアンドロメダ銀河とを結ぶ次元の接点でもあります。
この地球上においては、特にアルクトゥルスとシリウスが常に連携関係にあり、アルクトゥルスが感情を癒やし、シリウスが肉体を癒やす奉仕に専念しています。古代エジプト人たちは、このアルクトゥルスとシリウスの関係を理解しており、これらのエネルギーを呼び、儀式をしていました。アヌビスと呼ばれる古代エジプトの神は、シリウスの元型(アーキタイプ)で、アルクトゥルスのエネルギーを用いていました。アヌビスがジャッカル(シリウス、犬)の姿に描かれていることは、古代エジプト人たちがシリウスとアルクトゥルスの関係を理解していたことを示します。
地球文明の黎明期において、アルクトゥルス人たちは、レムリアと呼ばれた古代の文明と交流し、癒やしの技術を指導しました。レムリア人たちは、この癒やしの技術を携えて、地球全土に広がりました。アルクトゥルスのエネルギーは、常に私達と共にあります。